こぐま、逃げ出した後(中編)

ハッピを着込んだB様
2009/4/22 東京ドーム
ハッピを着込んだB様

 ざっと数えても、今年の観戦数が10を切る状況。毎年だとほぼマリンと横浜が残ってて……と言うパターンなんですけども、今年は名古屋が一つ……と言っても名古屋は遠征ではないので(笑)、そんなに意識はしていないんですけども、今年は観戦の締めくくりを札幌でとか、シーズン開始前には予想だにできなかったパターンで迎えるとか、そんな勢いが。開幕前の見立てなんざ、計画倒れに終わるんだなぁとか思う今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 とりあえず、現状では横浜が1、千葉が4、名古屋が1、札幌がこのままの順位で確定してしまえば1(~2)と言う残。今年も残り試合数を数えるような季節に入ってきたなぁとしみじみしてしまうんですけど、試合のいかんにかかわらず、札幌行きは決めてしまった(飛行機と宿都合)ので、しかも三試合目にもつれなかった場合の時間的余裕が、ホントにとんでもない状態(新千歳空港発2145)なので、何かしら楽しんできたいな、なんて思います。

 とにかく、自分自身で悔いのないように2015シーズンを楽しんできたいな、なんて思っとります。
 
 
 さて、今回も2009年のエントリー。2009年4月21,22,23日に東京ドームで行われた北海道日本ハムファイターズと福岡ソフトバンクホークスの球場エンターテイメントな様子をお届けしていきます。今回は22日の様子を見ていきましょう

 前日の試合前、リンゴの木から落下、頭をしこたま打ってしまったカビーさん。何でまたリンゴだとか考えたモノの、間違いなく食い意地はってたからと言う答えにたどり着いてしまった私。まぁカビーさんだし、食い意地がはるのはシャーナイよね、なんて思っていたんですが、事態は予想外の展開に……。

 カビーさんのかわら煎餅屋さんの店長用衣装であるハッピとはちまき。その装備をB様が身につけていたのには少々訳がありまして……。普通に試合を見ていただけでは本当になんのこっちゃ判らない、前代未聞の逃走劇を追いかけていきましょう。
 
 
 ※2015/2/24の更新から写真置き場をサイト本体よりFlickrに移管しています。見栄えだとかが変わってきていますが、さらなる更新頻度向上のためとしてご理解ください。

 写真本体はFlickr上でご覧頂くか、フレームの右、または左(ちょっとまだ安定しないんです。ごめんなさい)でスクロールさせながら御覧ください。
 
 

 この日も相変わらず715チケットでの入場な私。ホント、企画系入場券はリーマンの強い味方です。

 てなわけでB様にご挨拶。店長を務めた瓦煎餅屋のオープン時間に間に合わなかったじゃないかというのがB様が私に遅刻を怒った理由。確かに瓦煎餅屋のユニフォームではあるけど、アレってカビーさんの担当じゃないの? 乗っ取り? 色んな事が妄想できたのですが、B様のアテンドさんが事の真相を教えてくれます。

・B様が瓦煎餅屋さんの店長を務めたのは店長不在のため

 って、店長はカビーさんじゃないの?

・店長を務めるはずだったカビーさんは現在、東京ドーム内を逃走中

 なんでまた? なにがあったんすか?

・昨日、木登り失敗して頭をしこたま打ったと言う件を見た医師が診察

 ほほう。

・医師が注射を打とうとしたが、注射を嫌って逃げ出した模様

 正直、カビーさん不在でビックリしましたが、そう言うシナリオならば、全力で乗っかっていくのが心意気ってなもんで。カビーさんを見つけたら、B様、もしくは近くの職員さんに伝えるようにと言うお達しがB様とアテンドのおねーさんから伝えられたので、了解しましたと返しておきました。面白い方に全部賭けていくのは今も昔も変わっていないです(笑)。
 
 
 結局Y.M.C.A.ではハッピとはちまきを装備したまま登場。疾走する姿はいつもと全く変わらないのですが、ハッピとはちまきが身につけているだけでその印象というものは変わるんだなぁと思った次第であります。このあと、外野でY.M.C.A.を繰り広げていくと思ったのですが、ライトスタンドのお客さんになにかを掲示していました。掲げているものが小さすぎてなにをしているのか全く解りませんでした。

 結局、スタジアムのみなさんにB様がなにを伝えたかったのか全く解らないまま、普通にグラウンドキーパーさんは暴れ(笑)、普通にY.M.C.A.が終わりました。基本線は何の問題もなかったと思うのですが、心なしかB様が切なそうにしているような気が。後にして思えば、Y.M.C.A.の時もB様はカビーさんを探していたんですね。捜索失敗に凹んでいたんだなぁ……と思ったんですけど、演技のような気がします。

 どこでカビーさんが「ドッキリです」と言いながら出てくるのか試合を見守っていると、すでに6回裏。ファイターズ賛歌の時間であります。この日もホーム方向からダッシュをぶちかましてくるB様。疾走感は12球団マスコットの中でもトップクラスだと思います。
 
 

 ラッキーシックスで聞こえるのは鎌ヶ谷ではお馴染みの「ファイターズ賛歌」なのですが、B様のダンスは今だに慣れきれないなぁと。まだこの頃は「B様イコールGo! Go! ファイターズ」、「カビーさんイコールファイターズ賛歌」と言う図式が頭の中にあるんだと思うんですけどね。それにしてもビーさん、ホントにどこに行ったんでしょうね。

 結局、とくにネタもなく、通常通りにファイターズ賛歌で盛り上げきったあと、エキサイトシートのお客さんにハイタッチで引き上げていきます。お子さんが目をきらきらさせてB様を見ているのが印象的です。とりあえずこのパートでもファイターズボーイが登場。謎が謎を呼ぶ、彼らの正体は結局謎のままだったような気もします。

ファイターズ賛歌後、立ち見ゾーンで試合を見守っていると、カビーさんのアテンドさんが歩いてきました。おっはよーございまーすと声を掛けると、カビーさん捜索中であることとここまでの経過をおさらいしてくれました。

カビーさんの書き置き
2009/4/22 東京ドーム
カビーさんの書き置き

 そして現れたカビーさんの書き置き。この書き置き周辺にはおにぎりとかカレーとか食べ物が散乱していたとのこと。

 B様がY.M.C.A.の時に持っていたのはこの書き置きで、お客さんに見せて逃走中のカビーさんを捜してくれる様にお願いしていたとそんな寸法。追加情報としては注射をしないとただでさえ少ないカビーさんの脳みそがみるみる無くなってしまうと言うこと、注射をすれば完治すると言うこと、頭をゆらすのを避けたいと言うこと、そんな辺りの話でしょうか。

 どんなオチになるのかは判りませんが、とりあえず見つけたら確保しておきますと応えておきました(笑)。
 
 

 そうこうしているうちにB様がテキーラ前のグリーティングにやってきた様子。別に何をしていたって訳ではなく、B様が歩いてきたのでとっさにカメラを構えてシャッターを切っていました。この辺はもう体に染みついた何かだと思うんですよ。

 相変わらず指を指しt……!?

 カメラに向かって指を指して来たと思ったら、カメラをがしっと押さえてレンズをのぞき込んでいます。やーめーれー! とか言いつつも、この状態でシャッターを切ったらどうなるか気になってしまった私。カメラを押さえながらシャッターを切ってみたんですが……なんか無駄に怖い絵になってしまいました(笑)。

 この後、なんか楽しそうな熊さんでありましたけど、2009年以降もB様とカメラとの飽くなき戦いは2015年の今に至るまでも続いていたりします(笑)。

 さて、テキーラ前にライトスタンドでグリーティングをしていたB様なんですが、果たしてどこにいるのかと探そうかと思ったんですけど、一瞬でモヒカンが見つかりまして。ユニを上下着ている体で妙に観客席にとけ込んではいますが、特徴的なモヒカンがぴょっこり出ていまして、その姿が自然すぎてなんか楽しくなっていました。

 テキーラまで時間があるようで、スタンドでじっくりとふれあいの時間を楽しんでいるB様。今度はお客さんが持っていた小型B様がブランコに座っている車用マスコット? を借りて遊んでいる様子。なんか思い切りぐるんぐるんと回して楽しそうです。

 日曜仕様と呼ばれるオレンジモヒカン、2009年のころまで一回も生で見たことなかったんです。平日の黒と特別な日の白は目の当たりにしたことがあるんですけど……。この辺は日曜日に私にしかできない、代わりのあまり効かない仕事があるからシャーナイんですけども。いつの日か見るであろうと自分自身のなかで楽しみにしておきましょうか……と、2009年当時は書いていましたけど、この時から5年後の2014年、レポーターとして担当しているサンデーリクエストラインが特番編成でお休みになり、その時初めて見ることが。

 今ではある程度融通が効くようになり、ここぞという時にお休みを頂ける形にはなっていますけど、それでもオレンジモヒカンは一回だけなんですよね。ある意味でレアって感じですね(笑)。

 グリーティングの途中、ファンの女性にモヒカンを触らせていたB様。遠くからはどんな会話だったのかは判りませんが、立派なモヒカンをどうやって立たせているのか、そんな感じの内容だったんでしょうか。両手を口に入れてつばを付けると、入念にモヒカンを梳かしていました(笑)。

 B様のモヒカン指導と言えば、ASでレオにモヒカン指導していたことを思い出す私。球界のイケメンマスコット同士のそろい踏みに女子はメロメロだなぁとか思っていたのは2007年の事でありました……が、って、つばが整髪料ってどうなんでしょうか(笑)。

 この日のテキーラはライトスタンドにて敢行。B様の場所が判っている人は音が鳴り始めるのと同時に一緒のダンスを楽しんで、ビジョンに写ろうとしているのですが、それ以外の人たちはどこだどこだと懸命に捜しているのがなんかステキで。近くにお子さん達が居ると、一緒に踊ろうと近くに寄せていくB様が兄貴っぽくて格好良かったです。ただ、このダンスは変なおじさんにしか見えません。この頃と比較すると、ホントB様ダンス頑張ってますよね(笑)。

 B様は本当に老若男女に大人気。テキーラを終えて引き上げてくる時もお母さんからお子さん、幅広い年齢層の皆さんに写真や握手を求められていました。この写真だと野球少年達に囲まれていて、なんというか、本当に「選手やチームとファンを繋ぐ重要なファクター」なんだなと言う空気が漂っていました。

 ちなみにこの絵以外だと、修学旅行に来ていた女子中高生に大人気だったB様。知り合いがその辺の話をしていたので、神奈川県相模原市の日曜日だけだったら負けないんですけどねとかくだらないことを言っていた中継レポーターがいたりいなかったり。プロのアマチュアって自認しているので、正直、照れくさいんですけど、土日だけはそういうスタンスで動くときがあるわけで。

 いろいろと思い悩む部分もあるはあるんですけど、思い悩むときにうまくハマるというか、リスナーさんが遊びに来てくれて、「楽しい」とか「元気をもらってる」とか、中学生の女の子だとか同世代の男性、母ぐらいの年代のお嬢さんとご家族とか、そんなみなさんに望外のお言葉を頂くことが。そのたびにもうちょっと頑張ってみるかなぁと。もうそういうスタンスで生きていくしかないかな、なんて感じてたりもする2015年秋であります。

 そんなこんなで引き上げのB様。速攻で見つけられてビシッと指をさされるのにも慣れてきました。最近では指をさされているだけでなんか周りの人が笑っている様な被害妄想的な何かまで感じてしまう、そんな勢いさえ会ったり無かったり。まぁ、楽しいんですけど……そこから徐々に光画部を見てくださって、いじられてるのがオサナイってのがバレて行ったり、なぜか22ゲート前でスジナシでコントをさせられたりってがあったりなんですけども、それはまた別のお話。
 
 

 試合は、残念ながらこの日も北海道日本ハムファイターズは敗戦。フーズフーズの片翼として、頑張って欲しいなぁと言う事と共に勝利に沸くスタジアムや勝利を全身で喜ぶB様を撮ってみたいというそんな衝動があったわけで。久々に見た八木投手(現・中日ドラゴンズ)が頑張っていただけに、白星をって感じだったんですけどね。1点差ゲームを落としてしまったファイターズでありました。

 勝利時には分かち合い、敗戦時には癒しとなる22ゲート前サンクスグリーティングはこの日もしっかりと。この日は投手戦のおかげもあり、通常より相当早い時間からサンクスグリーティングが行われていました。逃走中のカビーさんがひょっこり現れるんじゃないかと思いつつ、いつも通りの列に並んでいつも通りソロでお願いしていました。

 ポーズのお願いの前に何故か「オサナイさん! もう9時半ですよ、終電大丈夫ですか!」とノリノリで聞いてくるB様とおねーさん。周りのお客さんもそのやりとりでなんか笑っているのは気のせいではないようです。と言うわけで、勝利のポーズをお願いしたら、何故かお尻を突き出されました。この抜けた感じでは「男の背中シリーズ」扱いは出来ません(笑)。なお、このときに明日は仕事の都合で本当に(715さえも余裕で)遅刻すると伝えたのですが、その際に首を絞められました。皆さん若干勘違いされているかもしれませんが、私の平日は普通にサラリーマンなのです(笑)。

 さて、B様に撮らせてもらった後、運動も兼ねてカビーさんが居ないかどうか外周を回ってみた私。カビーさんに似たシルエット! と思ってみたら、浴衣で大銀杏を結ってらっしゃる方が観戦に来ていた様で、体型はカビーさんに近かったんですが、注射とか大丈夫そうな雰囲気だったので、「ああ勘違い」なんだと気づきました。

 そんなこんなで22時過ぎ。グリーティングの列もあらかた終わりに近づいたところで相方が行方不明なカビーさんのアテンドさんの元へ「くまのこ病院の院長」を名乗る男性が登場。鎌ヶ谷で見たことあるとか全然知りませんが、残っていたお客様に経過説明がなされるようです(笑)。

 まずはカビーさんが残した書き置きと差し入れのお菓子だけを食べていたという話がカビーさんのアテンドのおねーさんから院長に伝えられます。その課程で書き置きをお客様に見せていたのは唯一の親族であるB様。って、ここで掲示された書き置き、7裏頃に見せて貰ったモノと比べて、文字が増えてるのは気のせいじゃないですよね?(笑)

 状況説明の後、どう見ても鎌ヶ谷在住の食いしん坊が作ったっぽいバッジを付けたくまのこ病院の院長。B様も肉離れの時はお世話になった熊専用の名医らしいのですが、カビーさんが実は相当重傷で逃走していることで症状が悪化してしまう、そんなおそれがあることを伝えています。

 カビーさんとB様のアテンドさんが深刻な話の後、声を揃えて「皆さんご一緒に、せーの!」とネタ振り。B様とお客さん、アテンドさん達が全員で「ええー!?」とやってる姿はなんというか、観客参加型のコント大会でした。いつもの癖で突っ込んでしまう喋り手が居たり居なかったりしましたが、これがもしかすると後の22ゲート前劇場に繋がるのかもしれません(笑)。

 数度のコントの末、くまのこ病院院長の携帯電話(カビーさん電話?)に入電。あっとびっくり、東京ドームで逃走したカビーさんが鎌ヶ谷で発見されたとの連絡が。 その場にいた全員が何とも言えない笑いに包まれてくる中、状況が伝えられます。

 発見時、かなり衰弱して危険な状況にある(らしい)カビーさん。緊急でオペを行う必要がある様で、鎌ヶ谷に急いで行かなくちゃ行けなくなっている様子。唯一の親族は最悪の状況を喜々として表現していて、その場にいた全員から「やーめーれー!」と言われていました。とりあえず、何はなくとも急がねばと言うことで、院長と両アテンド、B様が鎌ヶ谷に向かうのでありました。

 弟が大変な状況(棒読み)にあるのにもかかわらず、B様はいつも通り泰然と引き上げていきます。この後、どんなオペが行われるのかは全く判りませんが、くまのこ病院の院長の腕を信頼していると言えばしているのかも知れませんが、最悪の事態狙いと言えばそうなのかも知れません。

 とりあえずは引き上げていくB様を撮影しながら私は思いました。
 
 
 
 
 
 「このネタ、ちゃんとオチ付けろよ」と(笑)。
 
 
 
 
 
 結局、22日はグリーティングの時間は同じだけれども、試合終了が早かったおかげで東京駅発22:30の湘南ライナーに乗車成功。終電一本前で余裕の帰宅となり、B様とアテンドのおねーさんに圧勝。そうそう終電は逃さずに……と、この辺から徐々に海老名に足をおいて……と言うパターンを確立し始めようとしていました。

 そんなこんなで、謎が謎を呼びつつな22日でありました。ホント、カビーさんの逃走には驚いた2009年4月後半。ケーキだカレーだと食い散らかしたあげくに注射が嫌で逃走とか微妙にありそうなネタを挟んでくる北海道日本ハムファイターズの球場エンターテイメント班が何を狙っているのか読めないまでも面白ければいいやとか思う私でありましたが、この辺のネタのうねりが後のDJチャス。爆誕につながっているのかもしれないなぁと思うと、ちょっとおもしろく感じるかもしれません。
 
 
 
 
 ・こぐま、逃げ出した後(中編)
 
 
 
 
 
 さて、次回は23日の様子をお届けします。この日は仕事の都合で5回裏に間に合わない予想があったので、どこから中に入れるのかが本当に心配だったのですが……。
 
 

 
 

著者紹介

オサナイ タカオ観戦撮影者/コミュニティFMパーソナリティ

自身の担当番組で話すネタにと野球場に足を運んでいたら、スタジアムを盛り上げているキャラたち、そしてチアたち、

いわゆる球場エンターテイメント班のみんなの活躍に心奪われ、素敵で素晴らしいみんなの活躍を色々な人に伝えたいと

写真とテキストで綴る「Radio TRICK -光画部-」を2006年7月19日からスタート。気がつけばもう開設から10年です……。

■現在の担当番組

FM HOT893 「Weekly Hotline」 パーソナリティ

FM HOT893 「Sunday Request Line」 レポーター

FM HOT893 「Now&Know」 パーソナリティ(代打)



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