猫屋敷の兄妹獅子2007(その4)

26年ぶりのBクラスが確定した夜
2007/9/26 グッドウィルドーム(現・西武ドーム)
26年ぶりのBクラスが確定した夜

 惜しまれつつ引退を決めた選手たち、新しいステージに向かう選手たち、もがき続ける道を選ぶ選手たちと、そんな生き様を見て心中期するものがある選手たち……と、この時期特有の想いをファインダー越しに見つめつつ、クライマックスシリーズに向けて、ポストシーズンに向けて、更に気合を入れていこうと言う、そんな気持ちでいっぱいな9月末ですけども、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 セントラルリーグの方は1,2,3位がある程度見えているものの、まさかのひっくり返しがあるかもしれないという、上り調子でフゥ↑フゥ↑な広島東洋カープとなんとか1stステージ開催を死守したい阪神タイガースの戦いが楽しみなポイント。一方のパシフィックリーグは鴎鷹猫あたりまで2位の可能性が普通にあるということで、当該チームのファンは胃が痛い日々を送って……。

 鴎の2位が確定し、さらに三戦目があった場合(10/14)には頭からの観戦があとひとつ増える形ではあるんですけども、今から本当にドキドキ。とりあえず、チケット先行予約は入れてみましたけど、試合が行われない方がある意味いいわけですし、そもそもカモメが二位に残れるかもって部分がありますし。もちろん、有利ではあるんですけど、慢心……出来るような状態じゃないですしね。

 とにかくは事の推移を見守るしか無いって塩梅ですね、ホント。
 
 
 さて、今回も再構築系エントリー。2007年9月26日にグッドウィルドーム(現・西武ドーム)で行われた西武ライオンズと千葉ロッテマリーンズの試合で見た色々をお届けしていきます。今回は試合後の様子を見て行きたいと思います。

 クライマックスシリーズに向けて負けられない西武ライオンズ。先制はしたものの、九回表に千葉ロッテマリーンズが追いつき、10回表に突き放し、そのままゲームセット。これにより、西武ライオンズのBクラス以下が確定。Bクラスは実に26年ぶりという、そんな順位で。スタンドの雰囲気もあまり良くなく……の前に、色々と悟ってらっしゃる皆さんがとても多かったように思います。

 三塁側ではヒーローの今江選手がインタビュー中。そのインタビューを正座して聞いていたのはレオさんとライナさんの獅子兄妹であります。このシーズンは自らを律し、明日の勝利を呼び込むための儀式が試合終了後に行われていたんですが、そこまでの時間は相手チームのヒーローインタビューを聞きながら、悔しさを噛みしめる、そんな塩梅でありました。
 
 

※画像をクリックするとポップアップして大きく表示されます。なお、ギャラリー表示はパソコンやスマフォ、タブレットPCなどのみの対応で、一部のフィーチャーフォンで表示できる機種もあるそうですが、基本的には対応しておりません。2013/9/24の更新より、Caption付けを省略しております。これは更新速度を少しでも上げるための措置です。ご了承ください。

※今回、当時の懐かしい勢いを感じていただく、お客さんにぼかしを入れておりません。6年前の写真と言うこともあり、諸々ご容赦いただけれると幸いですが、諸処ございましたらTwitterやらメールやらコメントやらでご連絡いただけると幸いです。

 西武ライオンズの敗戦時、レオさんとライナさんが罰ゲームを行っているのはお話として聞いていましたし、写真としても見かけたことがあるんですけども、実際に見ることとなるのは巡りあわせ。チームの勝敗はその場その場ですし、見られるか見られないかは決まっているわけじゃないんですけど、実際に目の当たりにするのはこの日の勝者チームが根っこであっても結構来るものが有りました。

 試合終了後、しばらくしてたすき掛けのレオさんとライナさんが登場。レオさんとライナさんのタスキには「罰ゲーム中」と「次は勝つ!」の文字が。ふたりで前後を互い違いにしていて、キッチリと見せている様子。ひとまずはファーストベース後方に移動、そのまま正座でビジターチームのヒーローインタビューを。正座しながら相手チームのヒーローインタビューを聞く獅子兄妹の姿はやっぱりちょっと寂しい感じがしました。

 ヒーローインタビュー終了後、ライトスタンド方向へ移動するレオさんとライナさん。ライナさんが大きい袋を持ちつつ移動するんですけども、この袋の中には罰ゲームに使う色々が入っています。ほぼ引きずって移動するライナさんがちょっと可愛いなとか思うんですけど、悲壮感満載だったりします。
 
 

 レオさんとライナさんに併せ、ライトスタンドに移動してきた私。辿り着いた頃にはライナさんが大きな袋からなにやらカードを取り出し、それを並べていました。カードには「LIONS CARD」と記載があり、芸の細かさを魅せてくれているんですけど、どうやらこのカードに罰ゲームの内容が書いてあり、それを引いて決定していくようです。

 ライナさんがカードを並べているとき、レオさんは違う方向に向いて見ないように。その背中が哀愁を帯びていてカッコいいなぁと感じつつ、その様子を見守っていたんですけど、しばらくして準備が整ったようで、ライナさんがレオさんに声をかけ、そのまま祈りを捧げます。レオさんもその気持ちを受取つつ、カードを選んでいきます。

 一番センター寄りに置いてあるカードをレオさんがチョイス。ライナさんを伴って、出目の確認に向かいます。
 
 
 そして、そのカードの内容は……。
 
 

レオ、ライナ グラウンド一周
2007/9/26 グッドウィルドーム(現・西武ドーム)
レオ、ライナ グラウンド一周

 レオさんが引いたカードには「レオ、ライナ グラウンド一周」と言う内容が。家内制手工業全開なカードでは有りましたけど、なんかこう……レオさんとライナさんの強い気持ちが見えてくるような、そんな文字が書かれているカードでありました。

 実際、試合中のフィールド狭しと活躍しているレオさんとライナさんですけど、普通に一周するのではなく、おそらく……ランニングをして一周だと思われたので、正直本当に罰ゲームなんだろうなぁと。9月末の上山口ですから、暑さはそれほどまでではないと感じましたけど、正直キツい罰ゲームだよなぁ、なんて思いながら見ていました。
 
 

 カードので目が決まり、ライナさんが「なんとかインチキできんのか」と大泉洋さんのお父様のようなアピールをしていたんですけど、カードの神様に操られているレオさんが「それは出来ません」ときっぱり。このやりとりは切ないシーンなんですけど、なんか楽しくて。悲劇の中で見える喜劇と言いましょうか。ふたりの魅せ方のうまさを感じていました。

 出目も決まり、準備運動をしているレオさんとライナさんにライトスタンドから首脳陣批判の声が。レオもライナも罰ゲームやること無い、そんな声に続いて聞こえてきた首脳陣批判だったんですけど、レオさんが声の主にビシっと「それは違う!」と言うアピールを。確かにチーム状態の不振はあっても、自らが決めてやる罰ゲームをそこになぞらえられるのはレオさんもライナさんも本意じゃなかったんだろうなぁと。声の主もレオさんの空気感に気圧されたのか、黙りこんでいたのが未だに記憶に残っています。

 とりあえず、辛いですけどもやることはやっていくようで。準備運動を終えた後、いよいよ行動を開始します。
 
 

 てなわけで、レオさんとライナさんの罰ゲームの開始であります。スタート地点から一緒に走って行くのかとおもいきや、レオさんがライナさんをおぶってセンター過ぎまで運んでいくとか、兄の力強さを魅せてくれていました。ライナさんはライナさんでレオ兄さんにおぶわれいるのもなんかホッとするのか、罰ゲームでは有りますけど、なんかいい空気感を魅せてくれていました。

 センター以降は自らの足で。比較的遅くまで残っていた千葉ロッテマリーンズのファンの皆さんにもご挨拶をしながらランニングをしている姿が見えていたんですけど、ある意味でそういう形のグリーティングっぽいような、そんな雰囲気も。罰ゲームを始めた経緯ってのは6年も前のことですし、実際にはよくわかりませんけど、結構練られていたのかもしれない、なんて思う私でした。

 グラウンド一周と言う出目を忠実に守り、しっかりとゴールイン。本気で厳しかったのか、ライナさんがふらふらになりながら戻ってきていました。
 
 

 きっちりと走りきる様子を見守っていたお客さんから惜しみない拍手が送られる中、お片付けを行っていくレオさんとライナさん。最初はそんなにしっかりとした考えがあったんじゃないのかもしれないですけど(笑)、チームの状況が状況で、最後まで残ってくれているお客さんに何かできないかな、チームは負けてしまったけれど、何かできないかなってそんなレオさんとライナさんの気持ちが伝わってきて、本当にお疲れ様でした、なんて思いながら私も拍手をしていました。

 最後はお客さんに向けてご挨拶をしながら撤収。カメラを構えているコチラに気づいてくれたのか、手を降ってくれたレオさん。レオさんの「なんかしたい。なんかお客さんに楽しんで帰ってもらいたい」って気持ちがしっかりと伝わってきていて、26年ぶりのBクラス確定の試合でありましたけど、この姿を撮ることが出来たのは自分の中で資産だなぁと、再構築をしながら思いました。
 
 
 さて、次回は2012年のエントリー。次回は2012年9月11日と12日に行われた横浜DeNAベイスターズと中日ドラゴンズの試合で行われたキャラクター・チア交流の様子などを見て行きましょう。

 交流戦の華が千葉と名古屋の交流であるならば、横浜と名古屋の交流はセントラルリーグの交流の華。そんな華の交流で見えた風景は相変わらずのハイテンションっぷりでありました。
 
 

 
 

著者紹介

オサナイ タカオ観戦撮影者/コミュニティFMパーソナリティ
自身の担当番組で話すネタにと野球場に足を運んでいたら、スタジアムを盛り上げているキャラたち、そしてチアたち、
いわゆる球場エンターテイメント班のみんなの活躍に心奪われ、素敵で素晴らしいみんなの活躍を色々な人に伝えたいと
写真とテキストで綴る「Radio TRICK -光画部-」を2006年7月19日からスタート。気がつけばもう開設から10年です……。
■現在の担当番組
FM HOT893 「Weekly Hotline」 パーソナリティ
FM HOT893 「Sunday Request Line」 レポーター
FM HOT893 「Now&Know」 パーソナリティ(代打)

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