最初で最後の広島市民球場(その2)

ブラウンくん人形
2008/8/12 広島市民球場(旧)
ブラウンくん人形

 2014年のポストシーズンもセントラルリーグはファイナルステージ進出チームが福留選手の帳尻力の凄さをまざまざと見せつけられる形で阪神タイガースで決まり、パシフィックリーグは……1勝1敗で迎えた体育の日、全てが決まると思いきや、台風19号の直撃予報と午後からの鉄道各線の運転が取りやめられるというお話もあり、9時の段階で中止・順延が決定……。

 大阪まで行って、普通にドライブして帰ってきた昨日からあけた今日でありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか(笑)。

 まぁ、運転計画が出た時点で、こうなるかなって思ってたので、ある意味で納得。試合が行われていたとしたら、泣きながら帰る羽目になっていたので、まだいいかなと。とりあえず、名阪間を奈良から天理に抜け、名阪国道の普通区間で東進。県境で豪雨に見舞われてしまい、泣きかける中、喫茶マウンテンで休憩。その後は台風の手から逃げつつ、新東名をひた走るという、そんな塩梅で。

 試合自体は見られませんけど、色々な意味で楽しかった13日。アホみたいな距離を走ってってのもたまにはいいよね、なんて思う今日このごろ。ポストシーズンはテレビ中心って塩梅になるので、これで観戦自体は完全に締め。来シーズンも何かしら楽しい風景に出会えたらいいなぁとしみじみ感じております。
 
 
 さて、今回は再構築系エントリー。2008年8月12日に広島市民球場(旧)で行われた広島東洋カープと中日ドラゴンズの試合で見た色々をお届けしていきます。今回は試合中の様子を見ていこうと思います。

 昭和の香り漂う広島市民球場。この日は前田智徳選手の顔がモチーフとなった前田坊やTシャツ付きチケットで、内野上段の方。モウひと声越えて、ネットを越せればよかったんですけど、この辺は経験値も知識もなかったこの頃ですし、しかたがないかなぁと。素人カメラマンの敵はネットだと信じてやまない私なので、お安い席、選手から遠い席であっても、ネットを越えればそれで満足だったりします。

 とりあえず、マウンドはなんとかネットを越せそうだなぁと言うのがあって、この日の先発である前田健太投手や山本昌投手を撮りつつ居たんですけど、一塁側ベンチ上にお手製っぽいブラウンくん人形をかぶった紳士が。当時はいらっしゃった内野応援団の団長さんだったんですけど、ニュースや映像、写真で見たその姿が目の前にというのは、何に関しても胸ときめくものなんだなぁと改めて思い出しておりました。

 内野応援団と言う文化が本当になくなってきている現在ですけど、こういう皆さんもチームに勝利を呼び込むために頑張っていたってのをしっかりと残していきたいなぁ、なんて思いました。
 
 

※画像をクリックするとポップアップして大きく表示されます。なお、ギャラリー表示はパソコンやスマフォ、タブレットPCなどのみの対応で、一部のフィーチャーフォンで表示できる機種もあるそうですが、基本的には対応しておりません。2013/9/24の更新より、Caption付けを省略しております。これは更新速度を少しでも上げるための措置です。ご了承ください。

※今回、当時の懐かしい勢いを感じていただく、基本お客さんにぼかしを入れておりません。6年前の写真と言うこともあり、諸々ご容赦いただけれると幸いですが、諸処ございましたらTwitterやらメールやらコメントやらでご連絡いただけると幸いです。

 諸々調べて、旧球場で活躍されていた内野応援団の方は新球場では応援許可が出ず、旧球場と共にその幕を閉じたことを改めて再確認。受け継ぐもの消えるものそれぞれだったんですけども、写真でその瞬間が遺すことができているならば、キオクとともにキロクにも鳴るんだなぁと改めて感じていました。検索すると市民球場のブラウン監督人形応援動画も出てきますので、気になる向きは是非。

 そんな内野応援団のおじさんの活躍を見ながら、3回に飛び出した石原選手のホームランを迎えるスラィリーさんを。このハイタッチの後でホームランガールさんがスラィリーさん人形を渡しに来るんですけど、ちょうど画角的にだめだったのと、この頃はその存在に意識がなかったので、撮りそびれているという、そんな塩梅だったりするんですけども、スラ様の勢いにやられていたような気がします。

 その後、3裏のセクションにライトスタンド方向に移動するスラィリーさんと言う姿を。特に何をするわけでもなく、単純に移動のためだったと思うんですが、あまり多くないフィールドでの展開をどうやって魅せようかなぁってスラィリーさんなりの考えがあったのかなぁとか思うんですけど、ナチュラルにご挨拶をして移動している、そんなパターンかもしれません(笑)。

 フィールドを闊歩していたスラィリーさんですけども、前の回に使われた(この日は前田健太投手が2回3/2で降板)ブルペンカーの入替を発見。近くまで来たところを逃さずに捕まえ、ブルペンカーに乗ってスタンドの中に消えていきました。ある意味で即興での色々だと思うんですけど、スラィリーさんだからこそ魅せられる、そんな勢いがあったんだと思います。
 
 

 5回裏は色々なイベントが各地の球場で行われているんですけども、カップヌードルマシンも動きながら迎えた広島市民球場のこのセクションはY.M.C.A.でありました。このあたり、色々な球場での魅せ方があるので、スラィリーさんはどう魅せてくるのかしらと思ってカメラを構えていたんですが、スラィリーさんがお子さんたちを引き連れての登場でありました。

 華やかなチアさんとキャラクターさんが魅せていくセクションであることが多いハーフタイムですけども、こういう形もあるんだなぁって素直に思いまして。抽選とかで選ばれたお子さんたちだと思うんですけど、試合中のフィールドに降りられるってのはやっぱり特別だろうなぁと。このオモヒデがまた来たいに繋がっていったら面白そうだなぁって感じながら撮っていました。

 とりあえず、スラィリーさんもお子さんがいるからなのか、普通に踊っていたんですけども、腰を振ってお子さんも同調するという普通らしさも魅せてくれていて、これぞスラィリーさんだなぁとニヤリとしながら撮っていましたが、お子さんの教育的にはどうなんだろうとちょっとだけ不安になって見ていました(笑)。
 
 

 そしてラッキーセブンを迎えるフィールド。ジェット風船の元祖はここ広島市民球場と言うお話を聴いていて、真っ赤に染まったスタンドの鮮やかさにはホントに感動。当時の機材と色々から相当アンダーで撮れていますけども、赤いスタンドの圧倒感はしっかりと記憶に刻まれています。

 スラィリーさんはこのセクションでフラッグを持って登場。「それゆけカープ」が流れる球場内で赤い風船が揺れている中、外野のあたりを勢い良く走っているという、そんな塩梅。この前後で奥田民生さんが広島市民球場で行った「ひとり股旅」のオープニング盛り上げで登場したスラ様がひとりで動いている姿を見る機会があり、スラィリーさんは不思議だけど、凄いんだなぁって思っていた、その思いが目の前で動いている、その様子を撮れているというのは素直に嬉しかったです。
 
 

 試合は4-5で惜しくも広島東洋カープの敗戦。先発の前田健太投手が早々に崩れる中、リリーフ陣がこらえていた訳なんですが、この日はホント、イ・ビョンギュ選手が大当たり(2HRで9表に決勝弾)。再構築ではお馴染みのスコア確認をしていくとわかるんですけど、ホント、ビョンさんの日だった、そんな記憶があります。

 試合終了後、ブルペンカーに乗って、終了後のイベントに出てきたスラィリーさんなんですけど、はなっから顔を覆って悔しさを隠そうとしていません。このあたり、表現力の豊かさをひしひしと感じるわけなんですが、9表に決勝ホームランという形の幕切れでしたし、悔しいのも無理は無いなぁと、そんなことを思いながら撮っていました。

 この後は、ヒーローフォート転じたスラィリーさんとの記念撮影なんですけど……悔しさ晴れないスラィリーさんはフィールドにペタンと。この時間帯ではお客さんもだいぶ上がっていたので、前の方へ移動してその様子を撮っていたんですけど、たとえるならば大きなこども。がっくりとうなだれている姿は切なかったですけど、所作が大きな子供でありました(笑)。
 
 

 とりあえず、お仕事はお仕事としてしっかりと記念撮影を行っていたスラィリーさん。2組程度の記念撮影が終わった後は再びホームベース付近に移動して、あとすこしだったという悔しさを爆発させていました。確かにあと少しでしたし、9表の一発が……と言う形ではあったんですけど、ここまでストレートに悔しさを出す子をここまで見ていなかったので、ちょっと驚いていました。

 その後、スタンドのお客さんにお手振しながら引き上げるスラィリーさん。改めて見ても不思議な魅力にあふれている子だなぁと。関東人なので、中々ホームでその活躍を見る機会がなく、一点突破式ではあるんですが、その中でもスラィリーさんの最大限でスタジアムを盛り上げているんだろうなぁということはしっかりと伝わっていました。

 色々なチームでいろいろな事情はあると思いますし、出来るならばやったほうがいいんじゃないかなってそっち側から光を当ててみている人は思うわけなんですが、現場のみんなはその最大限で何とか魅せていくんだという、そんな方向で動いているんだろうなぁ、なんてことをフィールドで感じつつ、地下街にある最後の晩餐的な何かとそこに入っていたスラィリーさんのサインを見てしみじみ「また来たいなぁ」と。

 翌年もなんだかんだで広島の地を足を踏み入れることとなっていたんですが、それはまた別の再構築で。
 
 
 さて、次回は2013年の……シーズン中に行われた、横浜DeNAベイスターズの地域振興活動、東名高速道路海老名サービスエリア上りで行われた、スターマンさんの一日てんちょ(海老名)編をお届けしていきます。ちょうど放送前に寄れる、そんな場所と時間で行われていたネタにホイホイと向かったのでありますが……。
 
 

 
 

著者紹介

オサナイ タカオ観戦撮影者/コミュニティFMパーソナリティ
自身の担当番組で話すネタにと野球場に足を運んでいたら、スタジアムを盛り上げているキャラたち、そしてチアたち、
いわゆる球場エンターテイメント班のみんなの活躍に心奪われ、素敵で素晴らしいみんなの活躍を色々な人に伝えたいと
写真とテキストで綴る「Radio TRICK -光画部-」を2006年7月19日からスタート。気がつけばもう開設から10年です……。
■現在の担当番組
FM HOT893 「Weekly Hotline」 パーソナリティ
FM HOT893 「Sunday Request Line」 レポーター
FM HOT893 「Now&Know」 パーソナリティ(代打)

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